鶏肉のカシャ

カシャ(そばの実)は単なる付け合わせではなく、ロシア人の魂の糧です。この料理では、そばの実のナッツのような土の香りと、炒めた鶏肉のジューシーさが出会います。秘訣は「粒のパラパラ感」です。そばの実は、粘り気のある塊ではなく、一粒一粒が分かれているのが理想的です。この素朴でシンプルな料理は、帝政時代から人々の心を温めてきました。
🕒 準備時間 10 分
🍳 調理時間 20 分
合計時間 30 分
🍽️ 人分 2 人分
🔥 カロリー 480 kcal
🌍 料理の種類 東欧 / ロシア

材料

必要な道具

  • 蓋付きの厚手の鍋(蒸し煮用)
  • フライパン(鶏肉用)
  • ザル(洗浄用)

作り方

1

そばの実をザルに入れ、冷たい流水で水が透明になるまでよく洗います。

ヒント: デンプン粉を取り除くことが、パラパラに仕上げる鍵です。
2

鍋に大さじ1の油を熱し、水気を切ったそばの実を入れ、乾いて香りが立つまで1~2分炒めます。

ヒント: この工程で表面をコーティング(油膜)し、煮崩れを防ぎます。
3

水を注ぎ、塩を加え、沸騰したら弱火にします。蓋をして、混ぜずに15分煮ます。

ヒント: 蒸気が仕事をします。蓋を開けると蒸気が逃げ、カシャが均一に炊けません。
4

その間に鶏肉を2~3cm角に切り、塩、コショウを振ります。

ヒント: 味を染み込ませるため、スパイスは肉に直接振ります。
5

フライパンに残りの油を熱し、鶏肉の全面がきつね色になりカリッとするまで焼きます(約6~8分)。

ヒント: フライパンに詰め込みすぎないでください。肉が蒸されてしまい、焼けなくなります(メイラード反応が起きない)。
6

そばの実が炊き上がったら(水がなくなったら)、火を止め、蓋の下に布巾を挟んで10分蒸らします。

ヒント: 蒸らし時間に粒が「開花」し、余熱で完全に柔らかくなります。
7

フォークでカシャをほぐし、焼いた鶏肉(と肉汁)を混ぜ合わせ、盛り付けます。

ヒント: スプーンだと粒が潰れるので、フォークを使います。

レシピのよくある質問

なぜそばの実を洗う必要があるのですか?
表面の粉が料理を苦く、粘り気のあるものにしてしまうからです。水が透明になるまで洗ってください。
煎っていない(緑の)そばの実を使えますか?
はい、でも味はずっと淡白で特徴が薄いです。茶色い(煎った)そばの実が、本場の「カシャ」体験をもたらします。

材料

  • 200 g そばの実(ロースト)
  • 400 ml 水(またはチキンブイヨン)
  • 1 小さじ 塩
  • 250 g 鶏むね肉またはもも肉
  • 2 大さじ ひまわり油
  • 1 少々 挽きたての黒コショウ